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タスマニア島の総面積の約35%が、森林・川・山・谷などの天然のままの自然が残された国立公園・州立公園保護区。
1982年に自然遺産、1989年には文化遺産にも登録された、複合世界遺産として知られているのがタスマニア中部から
南端まで広がっている総面積138万ヘクタールの地域です。
タスマニア内には16の国立公園があり、連なる5つの国立公園が世界遺産登録の地区です(
Tasmanian Wilderness )。
樹齢3000年の太古の樹木(ヒューオンパイン)、風に揺れると星のように輝く葉を持つユーカリ(シルバー・ドラー・ガム)
そして群生している草は湾をルビー色に染めあげる(バザースト湾)・・・。神秘的な自然現象は、風の音や鳥のさえずり、
葉の隙間から聞こえてくる滝の音と共に、私達を別空間に招いてくれます。
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世界遺産登録地区で観光客に最も親しまれているのが、クレイドルMt-Stクレア湖国立公園です。
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| クレイドルMtとドブ湖 |
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| ■ 世界遺産登録地区 |
特にクレイドルMt側は、お年寄りやお子様も楽しめる散策コースから、日帰りや公園内でキャンプをする本格登山コースのルートが数多く用意されています。ここは、アルペン高原で多雨林(Rainforest)の樹木が力強く茂っている。代表的なのがボタン草(Buttongrass)や紅葉が美しい落葉性のぶなの木で、公園内の標高が低い遊歩道に連なって現れています。
クレイドル谷(Cradle Valley)は大昔は厚い氷河で覆われていました。およそ2万年前の最後の氷河期にもタスマニア中央の山々はまだ氷河でほとんどの部分が隠れていました。約1万年前から徐々に氷河が溶けはじめ、地形が造られたと言われています。氷が崩れ、水の雫が岩を削り、小さな川もできました。そして水が何ケ所にも貯まって多くの池や湖ができたのです。現在のクレイドル渓谷(Cradle Valley)は200万年の歳月をかけ、3度の氷河期によってゆっくりと造られてきた景観です。
Tasmania Wilderness 世界遺産
●地球が進化する上での歴史的な重要ステージの片鱗が残る
●生物学的進化が感じられる動物生態系の継続
●雄大で美しい自然現象
●原生林で成長する野生動物と天然植物の保護
世界遺産登録地区は138万ヘクタールで、タスマニア島の約20%に該当します。南半球には3つの自然環境保護区があり、タスマニアの原生林はその中の1つです。
地質学的にも地球誕生の神秘を探す研究が盛んに行われており、最も古い地質は約5.5億年前のカンブリア紀に形成された岩が確認できています。この地域には洞窟が無数にあり、土ホタルが生息しています。
原生林は、最も古いタイプの樹木(ヒューオンパイン等)、広大なユーカリの森、土を覆うボタングラス(草)等が地球財産として保護されています。これらは、南極との繋がりが深く、ゴンドワナ大陸時代からの超大陸を感じさせる植物です。タスマニアの森に入ると、踊りくねるような枝、土を探して岩の間から顔を出す根、ミンクの毛皮のようなふわふわの苔を視ることでしょう。地球の緑が落ち着いて間もないような「原生林」、「密林」の雰囲気が体験できます。
考古学的には原住民、タスマニアン・アボリジニが暮らしていた地域として「聖域」の対象となっているエリアでもあります。
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