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| タスマニア・ワイン |
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オーストラリアのワインのはじまりは、1788年に英国のアーサー・フィリップ大佐がブラジルのリオ・デ・ジャネイロから葡萄の木を持ち込み、シドニーの公邸の庭園に植えたのがスタートです。19世紀前半より、オーストラリアの南部(NSW・VIC・SA)などで栽培が本格的に行われた際は、タスマニアも細々ではありますがワイン農園が運営されてました。比較的早く葡萄園が開かれたタスマニアですが、「タスマニアの気候はワインには寒すぎる、葡萄栽培適した土地ではない」という見解が当時の多くの人々の結論でした。まだワイン農園にとって最適の地で作られてなかったのが原因だったのでしょう。
しかし、20世紀後半より植栽が急ピッチに進み、1980年代から一気にビンテージの設立が急増しました。貴腐ワインも早々と生産に成功しております。切欠は、シドニー大学にて葡萄生理学を研究していたアンドリュー博士の論述から全てが再スタートされたのです。このタスマニアの地こそ、フランスのシャンパーニュ地方やラインガウ地方やボルドー地方に匹敵する寒冷な気候を持ち、高品質の品種が生産できる要素を持っていました。又、ゆるやかな丘と池があらゆる所にあり、風が湿気や空気が畑にこもりにくい地の利もありました。緯度(南緯41〜43度)もワイン名産地として最高の条件です。つまり、降水量・気温・土壌・植生共々、まさに、理論上は最高級ワインを製造する条件を全て満たしていたのです。
タスマニアの地理は人が思う以上に、ワイン製造にとっては変化に富んだ地域です。
直線距離でたった10kmでも、フランス・ブルゴーニュの赤ワイン(ピノ・ノアール)と寒冷ドイツ白ワイン(リースリング)と間違われてしまうように、雰囲気が全く違うワインが製造されています。自然と対話し、そのエリアの『ミクロ・クリマ』を活かした葡萄栽培が行われているのです。
今では年々販売量も倍増、ジャーナリストのコメントも15年前の「タスマニアで作ってます!将来どうなるのだろう・・・」の疑心暗鬼のコメントから、味覚の飛躍、今後の展望までも徒然なるままに書かれております。
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